資本主義の父「渋沢栄一氏」が重視した2つの価値観
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資本主義の父「渋沢栄一氏」が重視した2つの価値観

おはようございます!
OGSシニアコンサルタントの深石です。

2024年上半期、
新しいデザインに刷新された1万円札が発行されますが、
先日の9月1日にその印刷がいよいよスタートしました。

現在の肖像は福沢諭吉氏ですが、
新デザインの肖像は、日本資本主義の父でもある、
渋沢栄一氏となります。

実は、渋沢栄一氏が紙幣の肖像に選ばれるのは
今回で2回目とのことで、1回目は1902年に発行された
第一銀行の紙幣「第一銀行券」だったそうです。

そして、この第一銀行の前身である
日本初の民間銀行「第一国立銀行」の設立も、
渋沢氏が関わっているとのことですので、
存在の偉大さや偉業の大きさを感じずにはいられません。

以前、OGSセミナーにおいても少し触れましたが、
明治維新下で日本という組織の成長や発展を牽引した
渋沢栄一氏が何を重視して改革を行ったのか、は
調べれば調べるほど奥が深く、
非常に有益な示唆や普遍的に重要な価値観を得られます。

そして今回のテーマは「数々の偉業を成し遂げた渋沢氏が、
様々な事と向き合い、そして、事を成す際に
常に重要視していた2つの価値観について」です。

渋沢氏が重視していたこと、それは、
「開放的な経営」「倫理と利益の追求」です。

■1つ目「開放的な経営」とは何か?

「開放的な経営」とは、財閥経営が全盛期の時代において、
少額でもいいからより多くの人から幅広く資金を集める
「株式会社制度」
を一貫して追求してきたことです。

これは、財閥という「閉鎖的経営」では、
日本の未来は発展しない、という強い意志のもとで、
特定の人物から多額の寄付を集めることはせず、
一人でも多くの出資者を集めることで、
柔軟性や多様性が生まれ、それが公益を実現できる、
という価値観
となります。

■2つ目「倫理と利益の追求」とは何か?

そして、2つ目の「倫理と利益の追求」とは、
まさに渋沢氏の著書でもある「論語と算盤」です。

やはり、渋沢氏は何よりも「日本全体の豊かさ」を
主軸に置きながら、様々な手腕を発揮していきます。

つまり、自分自身が関与する事業や組織だけが
豊かになればいい、という部分最適ではなく、
常にこの事業が「国全体の利益に繋がるか」という
全体最適を常に追求
していたわけです。

だからこそ、
鉄道・ガス・電気などのインフラ事業や、
一橋大学や商工会議所などの教育・社会事業を
積極的に手がけ、公益を追求する倫理的側面を
重視していました。

■「合理性」という価値観

ただ、倫理や道徳を重視しても、
それがしっかりと利益を生みださなければ
日本経済は豊かにならないですので、
渋沢氏は利益を生み出すための「合理性」
非常に重要視をしていました。

それを物語る一例として有名なのが、
アメリカなど海外の先進国では普及しているが、
日本ではまだ普及していない事業を徹底的に
調査していった、ということ。

つまり、海外で普及しているということは、
人々の絶対的需要がそこにあり、
その根拠を基に日本で展開していけば、
それが一つの根拠や基準となることで、
合理性が高く利益を生むことができる
、と
判断したわけです。

■渋沢氏の価値観は、VUCA時代でも非常に重要

渋沢氏はこれら2つの価値観を重視し、
明治維新下で日本の発展に寄与したわけですが、
この価値観は100年以上が経過した今現在においても、
非常に参考となる価値観だとOGSでは考えています。

開放的な経営は、柔軟性や多様性の仕組み化
倫理の追求は、共通の目的・価値観の追求
利益の追求は、 合理性や客観性の追求

ということと同義になりますし、
これらの普遍的な概念は、VUCA時代を生き残る上でも
非常に重要な価値観ですので、

・組織内に柔軟性や多様性があるか?
・共通の目的や価値観は言語化+浸透できているか?
・合理的判断ができる各種基準は設定できているか?

を、ぜひ今一度チェックいただければと思います!

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