
循環型経営のOGS「Growth Report」Vol.007
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┃循環型経営のOGS┃【Growth Report】
Vol.007
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/ 2020年08月10日発行 /
■目次
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… 1. 近況
… 2. ニュース
… 3. Q&Aコーナー
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■ 1. 近況
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このコーナーは、私、深石圭に日々起こる様々な出来事。仕事に関すること、家族に関すること、その時々でどのような想いや価値観で事に当たっているのか、などなど、赤裸々に近況を綴っていきたいと思います。
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「パパ、主体性ってなに??」
昨日の朝、子どもたちが学校から配布された1学期の成績表(通知表)を見ていました。すると、次女(小4)の理科の成績にこう表記されていました。
【理科】
観点:主体的に学習に取り組む態度
自然の愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度が身に付いている
(※成績は「よくできる」「できる」「もう少し」の中で、「よくできる」でした)
そして、それを見た僕が次女に、
「主体的に動いててエライね!家のお手伝いも主体的に動いていいんだよ?笑」
と冗談交じりに言ったところ、
冒頭の質問(「パパ、主体性ってなに??」)が返ってきた、というわけです。
それを聞いた時に僕は、主体性って学校で習ってないの??と次女だけでなく、長女(小6)にも聞きましたが、2人いわく、習っていないようです(もしかすると、習っているのにうちの子どもがキャッチアップできていないだけかもしれませんが。それはそれで問題です。苦笑)。
もし、本当に学校でその言葉を習っていなかったとしたら、成績表で「主体性がもう少し」と評価がついてしまった子どもは、それを見ても理解できないわけです。そして、それを理解できないということは、どう改善すればいいのか、ということも考えられなくなります。
そして、次に僕の頭の中に浮かんだのは、
「成績表は誰を対象に配布されているもの?」
「もしや、これは親に対して配布されているものだっけ?」
ということです。
そもそも、成績表でもあり、「通知表」でもあるわけで、通知表ということは、学校から保護者に対して子どもたちの状況を通知するものだったっけ?と。
もし親に対しての配布物で、親が子どもの成績を確認し、苦手な部分に対して親から子どもに説明したり話し合うことで、適切なコミュニケーションを促す目的であれば、子どもがわからない言葉が表記されていても問題ありません。
そして、Google先生にも聞いてみようと、「通知表」でWeb検索。笑
すると、こう定義されていました。
「通知表(つうちひょう)は、学校等が幼児・児童・生徒の教科の成績や日常生活の記録などをまとめ、幼児・児童・生徒本人及びその保護者へ通知するための書類である。」byウィキペディア
つまり、親だけではなく、子どもに対しても通知するためのもの、でした。
となるとやはり、子どもたち本人もしっかりと自分の得意な部分や苦手な部分を認識できなければ、通知表としての本来の役割を果たさないわけです。
これは、会社組織における「評価」の場面でも全く同じです。
評価する側から、評価される側へ何かしらのフィードバックをする際に、評価される側が理解できない言葉や文脈を含んでいると、認識のギャップも発生しますし、そもそも過不足が何なのか、という認識ができません。
そうなれば、先述した通り、どう改善していけばいいのかもわかりませんので、一生懸命にフィードバックや評価面談をしていても、残念ながら成長に導くことは難しい、という結末を迎えることになります。
日ごろ、何気なく使っている言葉も、相手と共通言語になっているか、そして、共通認識できているか、という部分を今一度、見つめ直していく必要があるな、と改めて考えさせられた出来事でした。
この歳になり「通知表」の意味をGoogle検索するとは思わなかった
深石圭
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